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512cm

経口減感作と完全除去、

一見、真逆な二つの治療法が存在している

このことがかなりアレルギーっ子の治療方法を
混乱させる原因になっているように思います。

わが家も、二つの治療方法を行ったり来たりしながら
ここまできた、というのが実際のところです。

一見、対立するかに見える二つの方法ではありますが、
決して相容れない性格のものではないし、
片方が真で片方が偽であるというわけでもないと思います。

個々のアレルギーの症状、状況に応じて、
経口減感作が有効な場合もあれば
完全除去が有効な場合もある。

問題はその時点でどちらを選択するかの
見極めが非常に難しいし、

その非常に難しい選択を、
日々の生活で毎日患者の皮膚に触れているわけではない
医師の判断に委ねるというのは

相手がよほどの経験を積んだ医師でないかぎり
困難を要する場面が多い、ということなのだと思います。

5歳になり、以前ほどには
油や糖分などの摂りすぎに影響を受けることも少なくなり、
また検査結果の数値自体は低い息子ですので、

わが家では現在、少量ずつ様子を見ながらの
経口減感作療法を実践中です。
(数値が低いだけに、自宅で市販の食材を
利用しての経口減感作です。
これも「経口減感作」といっていいのかどうか
疑問に思う部分もないわけではないのですが、
「少量を毎日続けていく」ことによって
「食べられる」ようにするという考え方自体は
「ごくごく微量を医師の指示で慎重に増やしていく」という
本格的な経口減感作療法とちがいはないと思いますので
「経口減感作療法」と呼ばせていただこうと思います。)


ただ、そんなわが家も3歳くらいまでは
ずっと完全除去でしたし

即時に顔に反応が出ることの多かった息子にとっては、
3歳までの完全除去があってこそ
現在の経口減感作にこぎつけることが
できたのだという思いが強いので、

自分が経口減感作について
積極的に記事を書いていくことによって

「経口減感作が有効な状況」でない方が
それを試みて症状を悪化させることがあったり、

「アレルギーに関して客観的な立場にある方」が
そういう療法があることを知り、

「必要があって」完全除去を続けている方に対して


「神経質すぎるのではないか」

「完全除去を続けているから、
なかなか食べられるようにならないのではないか」

「少しずつ食べていったほうが
早く食べられるようになるんじゃないの?」


といった安直な誤解を
持ってしまうようなことがあってはならない
ということがつねに頭のなかにあり、

迷いながら、言葉を選びながら
書くように努めてきたというのが実際のところでした。

数日おきにコメントも受けつけながら更新、
というスタイルをやめてからしばらくたちますが


「試みた結果がどうなったのか」まで


書き残した方をほとんど見ることのない
経口減感作について、

結末はまだまだ見えないながらも

あとに続く方にとって
良きにつけ悪しきにつけ
なにかしらの参考になればとの思いをこめて、

息子の経過についてだけは
ご報告を続けていきたいと考えています。

現在の、息子の負荷状況です。


うどん 512cm


おっと、小麦だけですか?みたいな。

卵に関しては、ランダムに、
もうあまり気にせずに加熱1個、
マヨネーズ10gくらいまでを目安に
食するようになっています。

どうも食べた日にかぎって
ちょっと口のまわりが赤くなる?
かゆがってる?などと思うこともあるのですが、
セーフなことも多いので、卵に関しては
アバウトに経口減感作療法採用ということで。


チーズはやめました。


こちらは3月中旬、
どうも食べたあとに口のなかの違和感を訴えたり、
小さな発疹が出たりということが続いたもので。

そして3月上旬なのですが、
2月のはじめと同様に・・・というか、

2月のはじめ以上に、

食べた食べないとはまったく関係のないタイミングで

蚊に刺され状の発疹が出現するという現象がありました。


もうわかんないっ!

なにこれ?なんなの!?


もうすぐ年長というストレスなのか、
はたまた花粉かあるいは黄砂か、

どうも食べものじゃないな~とは感じるものの、
経口減感作をすすめていると、
どうしてもこんな時には


もう限界がきたんじゃないかな?

たとえ引き金はストレスや黄砂であるとしても、
「食べていなければ」起こらない現象だったんじゃないかな?

やっぱりまだ「完全除去」していたほうが
将来的には近道になるんじゃないかな?


などと弱気になってしまいます。


とはいえ息子の場合は本当に数値が低いです。


小麦 スコア1(0.52)


結果を見て
「もう卒業だね」と言ってくれた方もいましたし、
実際、この数値を見たら医師だってそう思いたくなるでしょう。

そして当然、親だってそう思いたいです。





でも、ダメなんだよね。





私は弱い人間ですから、
嫉妬も焦りもたくさんあります。

同じ年頃のお子さんが
パンやシューマイを食べられるようになっていくことが
心からうれしいのと同時に、


うちの子はどうなるの?


と、毎日うどんをゆでながら不安にかられたりします。



なんとかして、小麦の負荷をもっと進めたい。



今はその思いが強いので、
チーズによる乳の負荷は一時中断。

うどんによる小麦の負荷に的をしぼって
しばらくはやってみることにしました。

チーズも平行していると、
反応が即時でないだけに、
「なにが原因なのか」が
いっそう混沌としてきてしまうので、
うどん以外はしばらくお休みです。


現在通っている病院では、

少量ずつでも食べさせていったほうが
体がアレルゲンを受け容れやすくなる

というのが基本方針ではありますが、

実際にどう食べさせていくかは
患者側の意見を聞きながら考えてくれるので

決して「どうもヤバイ気がするんです」と言っているのに
無理に負荷を勧められる、といったことはありません。
(おそらく担当医がちがってもそうだと思います。)

先日の受診の際に医師とも相談し、
まずは小学校入学までに
小麦をできるだけ進めてみる、
それを目標にやっていくことに決めました。




うどん 512cm




3月中旬にチーズを中断して以来、
小麦に的をしぼってうどんの量を増やしてきましたが、

先日512cmまで増やしたところで、
また症状が現れました。

夕食時にうどんを食し、なにごともなく就寝。

朝起きてみると、右頬に
ボコッとふくらんだ赤みが残っています。

ちょうど、蚊に刺され状の発疹が
しぼんだ痕のような感じです。

寝ている間に出現しましたので、
あるいは寝具の影響?とも思い

翌日も512cmを食べてみたところ、
次の朝には両頬に同じ症状が現れました。


花粉も進級によるストレスも一段落したところなので、
これはやはり「小麦」の壁なのかなあ・・・。


うどん512cmというと多いような気もしますが、
ゆでた状態での512cmなので、
実際にはまだ20g程度にすぎません。

パンひとつ、食べることもかなわない量にすぎないのです。


数値は低いのに、なにをどう除去しても
息子の頬に肌が戻らなかった頃、

よく「アレルギーっ子の生活百科」を拾い読みしていました。

アレルギーっ子の生活百科―環境汚染からみたアレルギーとのつきあい方アレルギーっ子の生活百科―環境汚染からみたアレルギーとのつきあい方
(2001/12)
角田 和彦

商品詳細を見る


検査結果に出てくる項目以外に
油や糖分や汚染度の高い食品にも注意などといった

近隣の町医者ではなかなか言ってはくれないようなことも
事細かに書いてあるこの本を読みながら、
ずいぶんいろんなことを勉強させていただきました。

そんな私なので、

経口減感作療法で壁に遭遇するたびに、



無理な負荷などする必要はない



という角田先生の記述を思い出したりします。




私は息子に無理をさせているのかな?




でも、そう思う気持ちがある一方で


「食べること」にからむ楽しい企画がある時に、

「それは自分には関係のないこと」と

幼児にはそぐわない「無理」をしようとしている
息子の顔を見たくないという気持ちも、
打ち消すことはできないのです。


なお、時折かゆみを訴えた時に
かきこわしそうなところに保湿剤を塗布する程度で、

そのほかには現在服用している薬はありません。

乳児期のステロイドに関するくだりを
読んでいただいた方には想像がつくかもしれませんが、

もともと、私自身が、あまり薬を飲まないほうです。

なのでつい、息子に関しても
不必要なくらい「薬ぬき」な方針でここまできてしまいました。

呼吸器系には出にくかったということもあるのですが、
2歳すぎくらいから、保湿剤以外の薬は
ほぼ使用することなくここまできています。

ただでさえ迷うことの多い経口減感作ですので、
「薬を飲みながら食して」いったとすると、


「薬でおさえられているけれど本当はヤバイんじゃないか」


と、私はさらに弱気になってしまいそうな気がします…。



これといった症状が出ず、かゆみも気になることがなく、
薬もなにも飲んでいない状態。


私自身のなかでは、それが前進する時の条件です。




結末はまだまだ見えないながらも

しばらく500cmの手前で足踏みを続け、
手探りしながら先へ進んでいこうと思っています。




また、ご報告します。



Appendix

プロフィール

eri

Author: eri
アレルギーっ子の母やってます。
♥長男ぺっち♥
2002年12月生まれ
乳・小麦・卵にアレルギーあり。
検査数値のわりに
反応が強いタイプ。

♥長女なっち♥
2006年4月生まれ
アレルギー検査結果、
軒並みスコアゼロ!
このままアレルギーに
縁のない生活を送れるのか!?

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